[自治労大都市共闘衛生部会]落語を通して(2009年2月20,21日開催)(大阪市職・環境保健支部)

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更新日 2012-05-17

支部・班意見交換会

自治労大都市共闘衛生部会『落語を通して』

 09年2月20日から21日に京都で大都市共闘衛生部会の会議がありました。

 当日は、市民協働について、各界のとりくみ視点みたいなところに視点を置いた講演が企画されました。

 「食の安心・安全~食品疑惑~」自治労横浜市従市川さん、「面倒くさいことを面倒がらずにとりくむ市民協働」京都府地球温暖化防止活動推進センター伊東事務局長、「落語、転ばぬ先の検診」桂福車さんの3本です。

 それぞれの専門家の視線から講演を聴き、検診の受診率アップなど公衆衛生のとりくみの基本的なところ「自分のことだと関心を持ってもらう」「自分にとって得なことをする」「次に延ばさない」など、たくさんのヒントをいただきました。

 今回、なかなか目の前聞く機会のない落語ですが、「転ばぬ先の検診」という演題を聞いて、その落語の迫力とともに「検診」を市民に伝える手法がありました。

 ぜひ、支部でも同じ内容で開催して、保健師・栄養士など専門職の人に聞いていただき市民協働などに展開していく一つのヒントになればと思います。

 会議に参加してくれた西北執行委員に感想文を書いてもらいました。5月頃に支部学習会として市民協働をキーワードにとりくみたいと思います。(ひらこ)

「笑う門には福来たる」    保健衛生検査所   西北 歳彦

 「転ばぬ先の検診」というお題で、生活習慣病予防・定期検診推進をネタにした落語でした。検診の仕事に従事しているので、興味深く、落語を楽しみ、さらに勉強まですることができました。

 普段の業務で、「検診は大切ですよ」 「毎年受けましょうね」 「受けるだけではなく自分の状態を把握しましょうね」 「予防することが重要ですよ」 など市民のみなさんに声をかけてきましたが、さて、どれくらい思いが伝わっているのでしょうか。どうしたらうまく伝わるのだろうか。何度も考えたことがあります。

 今回、落語を通じて、相手に何かを伝える時は、ただ話すだけではなく、『引き出し』からいろいろな話題を出して、人を自分に引きつけて、(大げさに言えばのめりこませて)話すことが重要であると思いました。『引き出し』のひとつに「笑い」というおおきなツールが入っているのだと思いました。プロの腕前は目を見張るほど素晴らしいものでした。衣装や道具、音曲を極力使わず、身振りと語りのみで、あれだけ笑わせながら「転ばぬ先の検診」というお題を伝えるのですから、僕にはかなり勉強になりました。僕の『引き出し』がひとつ増えました。

 学生の頃、免疫学の授業で、笑うことによって、リンパ球の一種である『NK(ナチュラルキラー)細胞』が増加し、さらにそれが活性化されることを習いました。『NK細胞』は他の細胞と協力して、体内に侵入してきた外敵を攻撃する。つまり、笑いによって、風邪がひきにくく、がん予防にも役立つのです。他に、

  • 呼吸促進効果(酸素を効率よく体内に取り入れ換気良好となる。リラックスできる。脳が活性化される。)
  • 毛細血管拡張効果(皮膚表面まで血流が良くなり、肌の栄養補給に役立ち、美肌作用がある。また皮膚の老化防止にもつながる。) 
  • 笑顔による筋肉刺激効果(自律神経への調整作用がある。)

 など様々な作用があります。昔から笑うことは最良の薬だと言われてきました。「笑う門には福来たる」などと言われ、西洋でも「Laughter is the best medicine」などと言われてきたように、笑いが心身に及ぼす効果は軽視できないものがあります。怒りや妬みなどの感情が体を害することもよく知られていますから、そういうマイナスの感情を吹き飛ばすためにも、これからも、とにかく豪快に笑っていきたいです。きっと健康にいいはずです。

 落語が終わり、帰路につくとき、清々しい気分で京都の街を歩きながら帰ったのを、今でも思い出します。かなり笑い疲れたので、その脱力感もあったせいか、何か背中にのっかかった重たいものが取れて、充分リラックスできた状態で、歩いていたのでしょう。大阪までそのまま歩いて帰れそうな気分でした(笑)。うまく表現できませんが心が満腹になった感じでした。夜もノンストップでぐっすり眠れました。

 関西人というのもあるのかもしれませんが、うちでは、自然と無意識に生活に笑いを取り入れている生活スタイルのような感じがします。職場(仕事をするところなので)ではなかなか実践しにくいですが、家庭では笑いが絶えない毎日を過ごせるように心がけています。今は、家族も増え、思わず声を上げて笑ってしまったり、吹き出してしまったりするような笑いが絶えません。笑いが絶えなくなると、なぜか訪問者も絶えなくなり、自然に人も集まってくるような気がします。おかげさまでプライベイトはいつも賑やかに過ごしています。

 「笑い」は人間生活のあらゆる場面に関わっており、「笑い」は、人間の心身の問題として、またコミュニケーションや人間関係の問題として重要な意味を持っており、生きていくうえで欠かせないものだと考えています。これからもたくさんの「笑い」とともに生活していきたいです。ありがとうございました。

拡大福対委員会
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